ガルバリウム鋼板やガルバリウム波板という単語、耳にしたことがありませんか?
ガルバリウムは、錆びにくい、耐久性が高いという理由で、家の外壁や屋根材として使われる材料です。
気にしてみたことが無いという方でも、縦に筋が入ったシルバー色の金属の板が玄関周りやベランダに張られているお家を見たことがあるハズ。
私の記憶では、15年ほど前にガルバリウムを外壁のポイントにした四角い家を見かけるようになった気がしています。
このガルバリウム、実は外壁だけでなく室内装飾としても使えます。
上の写真の黄色のロールスクリーンの後ろにあるシルバーゴールドのような色をした金属板がガルバリウム波板(角波)です。
このごくごく普通の真っ白な室内にガルバリウム波板を腰壁のように張り、男前に仕上げる技を紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ガルバリウム波板を腰壁にするアイデア
1.ガルバリウム波板って何?
ガルバリウムは、冒頭に記述した通り、金属の板です。
正確には、アルミニウムと亜鉛合金めっき鋼板で、アメリカのBethlehem Steel(ベスレヘム スチール)という製鋼会社が開発した素材です。
ガルバリウム波板は、このガルバリウムに等間隔で波が入ったものですが、実際に触ってみると、写真で見るよりもしっかりとした印象で、ずっしりと重いです。
上記の写真の4枚を重ねて片手で持ってみたのですが、非力過ぎて移動させるのに一苦労しました…。
1-1.何処に売ってるの?
ガルバリウム波板は、ネット通販かホームセンターに売っていますが、通販の場合は10枚入り等、必要以上の枚数が届いてしまうことも。
元々面積が広い屋根や外壁に使用する材料なので、大量販売なのだと推測しますが、壁などに使う場合は、そんなに必要ありませんよね。
そんな場合は、1枚単位で買えるホームセンターの方が断然おすすめです。
ホームセンターなら、屋根材が売ってるあたりに置いてあるので店内に足を踏み入れる前に外を見渡してみて下さい。
写真のガルバニウム鋼板は6尺サイズを2枚ナフコで購入し、半分に切断して4枚にしています。
1-2.必要枚数を考えよう
さて、このガルバリウム波板、何枚必要かを知る為には、張る場所を採寸する必要があります。
張る予定の壁の幅は3100mmでした。
ガルバリウム波板のサイズ展開は長さ6尺(1800mm前後)、7尺(2100mm前後)、8尺(2400㎜前後)、9尺(3000mm前後)と尺単位。
更に幅はメーカーによってマチマチですが、だいたい600~760mm前後です。
今回は腰壁風に張ることを想定しているので長さ6尺を半分に切断して、横に5枚並べることにしました。
なので、購入したガルバリウム波板は3枚です。
2.ガルバリウムの張り方手順
ガルバリウム波板の張り方は、至って簡単です。
裏面に両面テープ(キッチンパネルを張る時に使う粘着力がある強力なタイプがベスト)をつけて、壁に押し付けるだけ。
今回は、クロス壁紙も新たに張るのですが、ガルバリウム波板を張る部分はわざと壁紙を張っていません。(材料費をコストダウンさせる為)
張る時に表裏を逆にしてしまいましたが、重ねながら張り壁から壁にピタッと収めます
FL+100の段差がある部分は仕方ないのでカットしましたが、床面が平らなら、凸凹に合うように重ねながら横に並べていけば、カットは不要。
※ガルバリウム波板をカットする時は、ブリキ鋏を使います。
3.他の内装と合うように手を加えよう
最後に、ガルバリウム波板がピカピカ過ぎて、壁紙やドアと合っていないように思ったので、ドアで使用したアニースローンのチョークペイントのカントリーグレー&ダークワックスを適当に塗って汚しを追加。
最後にガルバリウム波板の厚みを隠す見切り材を取り付けて完成です。
(この見切り材は、フロアの側面をカットして再利用したもの)
4.総括
いかがでしたか?
ガルバリウム波板を張った部屋は、ヴィンテージなインテリアにもぴったり♪
この腰壁の前には、ソファを置く予定です。
ソファの後ろがクロス壁の場合、こすれて汚れてしまったり、傷ついてしまうことがありますが、固い素材のガルバ腰板(勝手に命名)なら壁に跡が残ることも少ないのでは?と思っています。