AからBに引っ越した時、Aで使ってたシーリングライトを持って来たら「ん?」何だか形状が違う。

見覚えのあるシーリングライトの線を差し込む引掛シーリングが見当たらない。

そんな突然の事態にお困りではありませんか?

電源直結式照明器具
事務所の天井によくある電源直結式の蛍光灯

「このタイプはオシャレなシーリング照明を吊るすことは不可能なの?」と悲観的になる必要はありません。

電源直結式照明器具を取り外し、引掛シーリングを取り付けてお気に入りのペンダント照明やシーリングを取り付けることが可能です。
(※電気工事なので、資格を持った専門業者に頼むこと)

また、このタイプは既存の電源を生かしてライティングレールも使うことができるので、引掛シーリングタイプよりも照明器具の選択肢が広がります。

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電源直結式照明をライティングレール+シーリング照明に変えた例

1.電源直結式照明器具ってどんなの?

電源直結式照明器具は、文字通り照明器具と電源が直結式になっているタイプの照明のこと。
電源直結式照明

天井に固定してある器具を取り外すと、天井から出ている電源が照明器具本体につなげてあります。

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その為、器具を外すと訳の分からない電源が天井からぶら~んと下がってきます。

ちなみに一般的なシーリング照明は、この電源とシーリング照明の間に引掛シーリングがついているので、シーリング照明を持ってくるだけで、一般人でも照明器具を取り付けることができるという訳なんですね。

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引掛シーリング

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引掛シーリングが付いている天井ならシーリング照明をそのまま取り付けることができる

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吊り下げるタイプのペンダント照明にも対応

では、この電源直結式の照明器具をシーリングに変えるにはどんな方法があるのか?

2.電源直結式照明器具をシーリング照明に変える2つの方法

これから紹介する方法は、ネットを探せばやり方は出てきますが、原則として電気工事資格者でないと取り付けることができないことになっています。

配線を間違えるとブレーカーが落ちる、スイッチが壊れるなど他の電気器具にも影響を及ぼす危険性が高いので、必ず専門業者に頼みましょう。

2-1.引掛シーリングを取り付ける

この方法は、先ほどの天井裏から出てる電源に引掛シーリングを取り付けてから照明器具を取り付ける方法です。

引掛けシーリングは通販でも購入できますが、先ほど記述したように電気工事有資格者でないと取り付けることは出来ませんので、専門業者にお願いしましょう。

2-2.ライティングレールを取り付ける

この方法は、先ほどの天井裏から出てる電源にフィードインキャップを取り付け、ライティングレールを差し込む方法です。

ライティングレールは、ダクトレール、配線レールなどの名前でパナソニック、KOIZUMI、大光電機など日本国内の主要メーカーに取り扱いがあり、カフェやインテリアショップの天井など店舗によく使われている手法でもあります。

※フィードインキャップはパナソニックの名称ですが、他メーカーでも同じ用途の部材があります

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ライティングレールを取り付けるのに必要なものと照明器具を取り付けるのに必要なもの

ライティングレールを取り付けるのに必要なものは、フィードインキャップ(①)、ライティングレール(②)、エンドキャップ(今回は使用していませんがレールの端のキャップ)。
L型に曲げたり、違う方向にもつなげる場合は、レール同士を繋ぐ部材も必要です。
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引掛シーリングプラグ(③)、配線ダクト吊りフック(④)。

これらは、照明器具を吊り下げるのに必要な部材です。
スポットライトを取り付ける場合は、器具本体にレールにハマる部材がついているので引掛シーリング(③)は不要です。

③④は、電気工事資格が無くても取り付けることが可能な部材で、ライティングレールに照明器具を増やしたい場合も使用します。
(③④は電気量販店やホームセンターに売ってることも…)

3.ライティングレールをすすめるわけ

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上の2枚の写真は、電源直結式照明器具(BEFORE)をヴィンテージ風味のシーリング照明(AFTER)に変えた比較、次の2枚の写真は、電源直結式照明器具(BEFORE)を吊り下げ式の電球ランプ(AFTER)に変えた比較です。
(天井のクロスを張り替えると、もっと素敵になるのですが、使い込んだ感をわざと出すために、そのままにしています。)

電源直結式照明
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どちらも、おしゃれになったばかりでなく、照明の個数や位置、向きが変わっていますよね。

照明の位置を変えた理由は、下に置く家具の配置を考慮したから。

元の照明のままだと、明るさの位置は天井に等間隔に筋状にあるだけなので、部屋の真ん中にソファ+テーブルを置くと、自分の陰でテーブルの上が暗くなってしまう状態です。

このようにライティングレールは、欲しい場所に明かりを持ってくるのにも最適ですし、後から「明かりが欲しい」となった場合でも、レールの下ならどこにでも照明器具を取り付けることができるというメリットがあります。

住んでいるうちに家具を買い替えたり、レイアウトを変えることは誰にでも起こります。
引っ越し当初は想定できなかった事案でも、ライティングレールなら臨機応変に対応できるという訳なのです。

ただし、壁スイッチで照明器具のON・OFFをする場合は、全ての照明が消えてしまうので、フロア照明やテーブルランプなど、別電源の照明器具を置いておくことをおすすめします。

ご相談・見積受付中

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