玄関を開けた途端、
などにお住まいで「丸見えは嫌ーーーーーーっ!!」と思ったことはありませんか?
ちなみに、以前紹介した下記の物件も、玄関開けたら3歩で部屋という間取りなせいか、部屋の入口に仕切りが無い状態でした。
こういう状況のお部屋って、来客時に玄関のドアの隙間を最小限に留めて対応したいのに、大きな荷物が届いた場合に隙間を大きく開けられそうになったり、長話になると玄関ポーチに入ってもらう方が良いのかと要らぬ気を使ったり、と割と落ち着かないもの。
また、玄関から丸見えの廊下は、来客時や対応時に部屋から部屋への行き来が自由にできないデメリットもありますよね。
この丸見え状態の廊下を目隠しする方法には、暖簾などの簡単なものから仕切りやドアなど大掛かりなものがあります。
先日、お客様のところで施工した廊下仕切り用ドアの事例と共に、様々な隠し方を紹介して行きましょう。
玄関ドアを開けると長い廊下が丸見え
廊下仕切りドアで目隠し
このページで紹介しているのは、ビスOKの戸建住宅、分譲マンションの施工事例です。
壁に穴を開けたくない、または開けられない住まいの場合は、賃貸に壁を傷つけずにドアを付けるBEFORE/AFTER例をご覧ください。
「カーテンで仕切るのが一番簡単!!」と思うかもしれませんが、ご自宅のカーテンをよく見て下さい。
カーテンには表と裏があり、裏側は縫い代や折り返しが丸見え状態です。
表側を玄関側にして裏側を部屋内?それとも、表側を部屋内にして裏側を玄関側に?
カーテンは両面を使うことを想定してデザインされていないことに注意しましょう。
また、カーテンは全て開けた場合でも数cmのたたみ代ができますので、通行の邪魔になってしまうことも。
最後に、廊下の天井にカーテンレールを取り付けられる下地が入ってるのかも重要になってきます。
(カーテンレールを使用しない場合は、穴あけやビス穴が要らない突っ張り棒を使う方法もあります。)
パーテーションは、パネル、半透明、透かしなど様々なデザインで制作することが可能です。
しかしながら、パーテーションのデメリットは、幅が固定だということ。
カーテンやアコーディオンカーテンのように、必要な時だけ開閉するということができません。
人が正面を向いて快適に通れる通路幅は、狭くても75cmです。
その為、廊下の仕切りとしてパーテションを使用する場合は「広い玄関ホールの片側を隠す」という用途に使うことがほとんどです。
片開きドア、引き戸などの建具を使って廊下を仕切る方法です。
片開きドア、引き戸は、建具メーカーの既製品をはじめ、オーダー建具など様々。
廊下に建具を取り付ける場合は、扉が欲しい位置にドア枠を取り付け、好みのドアや引き戸本体を付けます。
「廊下に仕切りドアが欲しい。」この要望にお応えして、表裏のデザインが違う仕切りドアを施工しました。
家の中から見ると上部4/3が採光、下部1/4がパネル
玄関側から見ると4/4が採光
オーダー建具のメリットは、何と言ってもデザインが自由にできること。
廊下に建具を取り付ける場合、建具メーカーの既製品を使う方法もありますが、これらはドアデザインが最初から決まっている為、採光窓の大きさを変えることはできません。
廊下のような光があまり入らない場所では、たっぷりと光が入るドアを作ることができるオーダー建具がおすすめです。
「家を建てたのが数年前。」
当時は最新だった床や建具の内装の色は、時間の経過と共に廃番になってしまうことがあります。
フローリングと雰囲気を合わせて制作した玄関仕切りドア
オーダー建具なら、フローリングや他の室内建具と同じ色で制作することができるので、「お家の中に微妙に違う色の建具がある」という違和感はゼロです。
廊下の壁にドア枠を取り付けます
ドア枠を取り付けた状態。
ドア本体を取り付けて、ドア枠のラッチ受けを調整します。
取り付け完成。
ドアを閉めた風景。(廊下側から)
ご希望の方は、内容を添えて、下記フォームよりお問い合わせ下さい。
“キッチンと言えば、対面”。
そんな間取りが増えて早数年。
キッチンメーカーのカタログ、水回りのリフォーム事例、新築マンションのイメージ写真で目にする機会が多いおしゃれな対面キッチンに憧れて、開放的なLDKやキッチンとダイニングの簡単な往来に憧れてカウンターキッチンにしたものの
「リビングやダイニングから丸見えのキッチンは嫌だ。」
「冷暖房の効率が悪い。」
と、実際使ってみてから後悔する方が稀にいらっしゃいます。
弊社に寄せられる相談の多くは「カウンターの上に扉をつけて、必要な時だけ開けることができるようにしたい」なのですが、その他にも丸見えキッチンを自然に隠す方法は多数。
「キッチンからダイニングまでが近いのは嬉しいけれど、丸見えはやめたい」そんな時のアイデアとして、キッチンカウンターに目隠しをする4つの方法と実際に施工した事例を紹介して行きましょう。
ダイニング側の天井にカーテンレールを取り付けてカーテンをつける方法です。
この場合、カーテンを開けた時の引き残しは袖壁側になりますが、下記のキッチンのように
など条件によっては、取り付けられない場合もあります。
対面式のアイランド型キッチンの前に床から天井まであるグレーのレースカーテンをつけた例。
透け感のあるカーテン素材なら、キッチン側で孤独を感じることも少ないでしょう。
開口部のキッチン側、または垂れ壁にロールスクリーンを下げる方法です。
開口が二か所ある対面キッチンのキッチン側に黒っぽいロールスクリーン(ローマンシェード)を取り付けた例。
ロールスクリーン無しの状態
ロールスクリーンを3/4下げた状態。
ロールスクリーンの場合、空間は横長になり、どの程度空けるかも自在なのでカーテンに比べると自由度が高いです。
パーテーションは、木、ガラス、スクリーンなど様々な材料で作る仕切り壁です。
カーテンやロールスクリーンとは異なり、
などのデメリットもあります。
花柄の透かしが入ったエレガントなパーテンション。
格子型の木製のパーテンション。
透明ガラス+黒フレームのおしゃれなパーテーション。
どれもキッチンカウンターの上にある事例ではないですが、カウンターと天井を固定(後から紹介する「キッチンカウンター上に設置。北欧っぽいオーダー扉パネル事例」参照)して開口部だけをパーテーションにすることも可能です。
キッチンカウンターと天井(もしくは垂れ壁)にレールを取り付けて引き戸にするのがこのパターンです。
など開口幅に応じたデザインが可能です。
引き戸のメリットは、開け閉めが自由なこととロールスクリーンやカーテンと比較すると簡易的な印象が少ないこと。
以下に紹介するのはキッチンの前、または横にアルミフレームのスクリーン引き戸を取り付けた例ですが、イメージの参考に。
上吊りアルミフレーム引き戸。
キッチンカウンターの前に床から天井までのアルミフレーム引き戸を取り付けた例。
天井と床にレールを埋め込み、自由に開閉できるようになっています。
どれも床から天井までの背の高い引き戸の例ですが、開口部(カウンター上から垂れ壁まで)だけの背の低い引き戸にも対応可能です。
ここからは実際にお客様のお家に取り付けたキッチンカウンター上の間仕切りパネル扉の例を紹介します。
※パネル扉と記載してますが、開閉はできません。扉のようなデザインの意です。
6年ほど前にスケルトンにして全面リフォームをしたお客様のキッチン。
キッチンの前面と側面に高さ1mほどの腰壁があるのですが、キッチン前が吹き抜け+ロフトになっていて「キッチン側に吹き込んでくる風を遮りたい」とご要望。
ネット検索で、カウンターの上の仕切り方のアイデアを色々参考にしてみたけれど、”簡易的”なイメージは拭えず、弊社に「見栄えのする仕切りを」と依頼されました。
このカウンター上に乗せる扉形状のパネルを家具屋さんにオーダー。
パネルを取り付ける天井の位置を確認。
パネルを固定する桟の下地を作り
桟を取り付けて
パネル扉を立てます。
パネル扉を固定して
完成です。
パネルのデザインは室内扉やインテリアと合うように設計したオリジナルデザインです。
ご希望の方は、内容を添えて、下記フォームよりお問い合わせ下さい。
近頃の住まいに多用してあるダウンライト。
天井がすっきりと見えるというメリットがありますが、デザインが固定されてしまうので、おしゃれさや華やかさの点から考えると劣ります。
センスの良さそうなインテリアショップに足を踏み入れたことがある方は、ソファやテーブル、チェアと一緒に、様々なデザインのペンダントライトが吊るされているのを見たことがあるでしょう。
でも、ダウンライトが天井に埋め込まれた家にお住まいの方はこれらの照明を目にしても「こんな照明を下げるのはウチは無理」と諦めているのではないでしょうか。
「天井に埋め込まれたダウンライトをペンダントライトに替える方法」は存在します。
ダウンライトを取り外してコンセント部材(アダプター)をつけて強引にペンダントライトを下げるという方法が一般的ですが、この方法は照明の位置を動かしたり、ガラスやステンドグラスを使ったペンダントライトには不向きです。
ダウンライトを重いペンダントライトに替える方法を紹介しますので、参考にしてみて下さいね。
(※電源の移動に電気工事が必要ですが作業時間はたった10分)
紹介する事例は、マンションの対面式キッチンのカウンター部分にペンダントライトをつけたもの。
上の写真を見て頂くと、キッチン天井にはキッチン全体を照らす横長照明とシンク上を照らす流し元灯(ダウンライト×2灯)がついていて、キッチンとダイニングを分ける腰壁カウンターの上には照明器具が無い状態なんですね。
この場合、現在のダウンライトをペンダントライトに変えるだけでは、カウンタースツールを組み合わせてカウンターの上で軽食を食べたり、ちょっとした書き物をするのにカウンターの上を使いたい時に手元が暗く感じてしまいます。
「キッチンカウンターがあるお家のペンダント照明はどんな風についているのか?」と様々な事例を見てみると
カウンターの真上にペンダントライトが下がってるのが一般的なので、今あるダウンライトの位置にペンダントライトを下げるのもライティングプラン方面から考えるとちょっと変。
という訳で、ダウンライトの位置はそのまま(ただし使わない)にしておいて、数cmずらした位置にペンダントライトを下げたい場合に使えます。
街中にあるアンティークな照明器具を取り扱うインテリアショップに行くと、ステンドグラスのシェードやガラスボールを使った質感のあるペンダントライトに出会うことがあります。
写真は、アメリカ、イギリスの輸入家具を取り扱う家具ショップで実際売られているペンダントライト。
現代に生み出されるペンダントライトが、“軽くて素材が軽く見た目がスッキリ”なのに対し、誰かのお家で使われていたものを販売しているお店(輸入家具店に多い)のペンダントライトは、チェーンにコードが巻きついた昔風デザインです。
しかも、アンティークやヴィンテージなどの味わい深いペンダントは片手で持つとズシっと重みを感じる物。
これらを取り付けたい場合は、ダウンライトの電源を再利用するのは耐荷重の問題から、とても危険です。
「今風の軽いペンダントライトではなく、古びた感じもインテリアの一つとして楽しみたい!!」という場合にも、この取り付け方は使えます。
①は、パナソニック、コイズミ照明株式会社、東芝ライテック株式会社等、配線ダクト、ライティングレールなど呼称は違いますが、国内の照明器具主要メーカーに取り扱いがあり、Amazonなどの通販で簡単に手に入れることができます。
ペンダントライトの取り付け位置や個数に応じて適応する長さを購入するようにしましょう。
※事例は、パナソニックのDH0219(1.345m)を使用。
②はペンダントライトとダクトレールの間に使う部材です。
※事例は、パナソニックのDH8542を使用。
③は、ペンダントライトのコード調整に使う部材です。
※事例は、パナソニックのDH8543を使用。
ダウンライトを取り外し、電源位置を探します。
事例の場合、向かって左のダウンライトはコードが1本、右は2本なので、左側が送り線。
ダクトレールの電源線は左側から取ります。
ダクトレールを取り付ける天井面に穴を開け、配線を通し
ダウンライトの穴から取り出します。
ダクトレールを天井に固定します。
ダクトレールと電源線を繋ぎます。(※電気屋さんの仕事です)
ダウンライト側の電源を繋ぎ完成です。
神戸近郊、東京都内にお住まいで、ダウンライトをペンダントライトに変えたいあなた、専門業者派遣します。
希望される方は、下記フォームよりお問い合わせ下さい。
これまで壁紙クロスを張り替えるきっかけと言えば
「長年の生活で汚れてきた」
「物が当たって破れた」
「リフォームで間取りが変わった為」
などが主流で、壁紙クロスは、内装屋さんや建築会社などいわゆる専門家に依頼して張り替えるのが一般的でした。
が、ここ数年のインターネットの普及により、専門業者でなくても壁紙クロスを取り寄せることができ、専門家でなくても貼れる時代が到来しています。
皆さんも「好きな場所に好きな柄を貼ってみたい!」と考えているのでは?
また、様々な柄の壁紙クロスを貼った部屋を目にすればするほど「より個性的な柄やカラフルな色を」とワンランク上を目指したくなるもの。
これらのワンランク上の壁紙を探す時、必ずと言っていいほど出てくるのが輸入壁紙。
最近では、国内の壁紙クロスメーカーも派手な色や柄を出してきていますが、やはり、国産の壁紙は部屋のアクセントと言うよりは家具や部屋に馴染む大人しめのものが多いように思います。
一方、昔からインテリアに色を使うのが一般的な海外の輸入壁紙は、目を奪われるような色遣いや柄のものが多くあります。
その為「壁紙をポイントにした部屋を作りたい」と考えている場合は、先に輸入壁紙を見た方がお気に入りの柄を見つけるまでの時間が早いような気がします。
ところで、この国産壁紙と輸入壁紙。
「同じ壁紙クロスだけど違いってあるの?」というご質問をよく頂戴します。
自分で貼る場合は扱いやすさ、貼った後は仕上がり具合など、特に、同じ部屋を国産壁紙と輸入壁紙の2種類で貼り分けたい時に疑問に思われる様子です。
A面:[上部]輸入壁紙 [下部]国産壁紙
B面:[上部]輸入壁紙 [下部]国産壁紙+輸入壁紙
C面:[上部]輸入壁紙 [下部]国産壁紙
D面:[左]輸入壁紙 [右]輸入壁紙
そんな疑問にお応えするため、事務所の4面の壁を輸入壁紙3種類と国産壁紙1種類で貼り分けました。
事例を元に、輸入壁紙と国産壁紙の違いを解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
輸入壁紙と国産壁紙の柄で大きく違うのはテイスト(質感)です。
木目やレンガなどの人気の柄は輸入にも国産にもありますが、国産と比べると輸入の方がヴィンテージ、アンティーク度合が高い気がします。
弊社が、貼った木目の壁紙はサンゲツですが、輸入壁紙の場合だと下記の写真のように、よりリアル。
このリアルさを生かせば、家具に木目を再現することも可能です。
カラフルな細いラインのペンキが剥がれたようなリアルな質感の木目壁紙をテーブル天板の上に貼った例。
継ぎ接ぎの木目壁紙をテーブル天板の上に貼った例。
「どんな材質でどんなテイストの家具と組み合わせたいのか?」にもよると思いますが、本物っぽい雰囲気を出せるのは輸入壁紙ではないかと思います。
この違いは、見る人の感覚にもよると思いますのでメーカーのホームページで確認し、サンプルや実物を目で見る方が確実です。
また、ど派手な色や変わった柄など、国産では見かけないような柄が多いのも輸入壁紙の特徴です。
缶をプリントした壁紙クロス
和柄っぽい雰囲気の壁紙クロス
派手なグリーンの壁紙クロス
しかしながら、輸入壁紙には不燃、防カビ、防臭といった機能性の高い壁紙クロスはないので、機能面から探すなら国産の方が断然おすすめです。
【国産】サンゲツ木目柄 ※21あたりから
【国産】リリカラ木目柄
【国産】東リ木目柄 ※不燃認定デジタルブック 19P~
【輸入壁紙】木目
【国産】サンゲツレンガ柄※17あたりから
【国産】リリカラレンガ目柄 ※デジタルブック
【国産】東リレンガ柄 ※デジタルブック 138P
【輸入壁紙】レンガ柄
弊社が施工したサンゲツFE4156は、カタログ記載価格が、1,000円/m 1,090円/㎡ (税別)です。
一方、梁に張ったレンガ調の輸入壁紙は、8,500円(税抜)/1ロールです。
輸入壁紙は10mが1ロールなので1mあたりの値段は、850円。
「輸入壁紙の方が安い!!」と思いがちですが、サンゲツFE4156は幅が92cmで輸入壁紙は53cmとサイズが違うので要注意。
輸入壁紙を㎡単価に直すと、0.53m(幅)×10m(長さ)で5.3㎡。8,500÷5.3=1,603.7…となり、輸入壁紙の方が高くなります。
しかしながら、輸入壁紙にも1ロール6000円代のものもありますし、国産壁紙は定価販売しているところがほとんど無い上に、専門業者に施工込で注文するともっと安くなる場合もあります。
一概には言えませんが「同じ面積を貼るなら輸入壁紙の方が割高になる」と念頭に置いておくと間違いなさそうです。
輸入壁紙と国産壁紙。
貼ってしまえば、見た目は同じですが、素材が微妙に違います。
輸入壁紙はフリース(不織布)と紙の2種類。
国産壁紙のほとんどは塩化ビニール樹脂です。
写真は、フランスの壁紙KOZIELのBibliothequeの裏面で素材はフリース(不織布)。
「フリース(不織布)ってどんなのだろう?」と半分に折って折り目を付けてみました。
裏返して折り目を見てみると、しっかりと線が入っています。
更に表を向けると線の跡がくっきり。
上から線を押して伸ばしてみましたが、元には戻らない様子です。
写真で見るとわからないのですが、こちらはちょっぴり紙っぽい手触り。
輸入壁紙と同じように裏返して折り目を付けてみると
くっきりと跡が残ります。
更にこちらも表側から折り目を押さえて伸ばしてみましたが、ついてしまった線は消えませんでした。
「素材が何だろうととにかく壁がおしゃれになればOK」という考え方もあるかもしれませんが、DIYで貼る場合は、次に紹介する施工道具(特に糊)はそれぞれに対応したものを選ばないと張り手間が増え「せっかく買った○万円分の壁紙クロスが無駄に」なんてこともあります。
壁紙クロスを壁に貼るに使う道具は
です。
更に、壁紙に壁紙クロスをくっつける方法には
の3パターンがあります。
自分で貼る場合は、のり付きの国産壁紙を買うという方法もあります。
が、弊社のように輸入壁紙と国産壁紙をミックスして部屋に貼る場合、国産壁紙にのり付きがあっても、輸入壁紙にはのり付きタイプが無い為、輸入壁紙用ののりが必要になってきます。
のりの余りを考えると、全部のり無しで行く方が良さそう&弊社が壁紙を貼る部屋は賃貸ということで、退去時に剥がすことも考えて「貼ってはがせる壁紙用粉のり」を輸入壁紙と一緒に購入し、国産壁紙用の糊は準備しませんでした。
が、この決断がのちにとんでもない結果に…。
レンガ柄は輸入壁紙、木目は国産壁紙なのですが、木目の壁紙の端の方がペロンとめくれているのがわかりますか?
壁にしっかりとのりをつけて壁紙を押さえているにもかかわらず、数分後にはこの状態。
さらに場所によっては、下からも剥がれてくる。(この部分もしっかりと、のりをつけて貼っています。)
しかも、最悪なのが、貼った時は壁にピタッとくっついていること。
壁紙貼りを別の壁ですすめているうちに、ふと振り返ると「さっき貼った場所が剥がれ始める」という現象が起こるので、どこが剥がれてくるのか見当もつきません。
翌日になると剥がれている部分は更に広がり「剥がれる→刷毛にのりをつけて上から押さえる」のいたちごっこを数十回繰り返して、最終的に、ホームセンターで壁紙用のりを購入し、剥がれている部分を丁寧に貼って、やっと落ち着きました。
これらの失敗を踏まえ、最終面のフォトウォール(これも壁紙)は全て両面テープで施工しています。
ちなみに両面テープを使用している箇所を白の線で書くとこんな感じ。
両面テープは、上部、下部、壁紙の左側、壁紙が隣り合う部分、スイッチプレートやインターホンの周り、壁の高さ方向に等間隔で壁面につけ、壁紙を上から丁寧に貼っていく感じです。
※使用した両面テープは、DIY用の強力なタイプではなく文房具コーナーに売ってるニチバンの「再生両面テープナスタック」です。
壁紙の大きさについては、価格のところでもちょっぴり触れたのですが、輸入壁紙の幅は約50cmでロール売り(1ロールは10m)、国産壁紙の幅は約90cmです。
同じ輸入壁紙でも、上記のように52cm、53cmと違いがあり
国産壁紙の場合は幅92cmでプリントの両サイドに真っ白なのりしろがついています。
同じ幅の壁に輸入壁紙と国産壁紙を貼るとしたら、「国産壁紙の方がカットする手間や柄合わせが少なくて済むので簡単そう!」と思ってしまいますが、貼り慣れていない方や女性の場合は、幅が狭い壁紙の方が良いかもしれません。
私の知人に、通販で3部屋分の国産壁紙(のり付き)を買って一人で貼り替えたという女性がいるのですが、貼り終えた後の感想を聞くと「肩が耐え切れなくなって最後の方はぐちゃくちゃになってしまった」と。
肩幅より広い壁紙を何度も腕を上にあげながら貼り進んでいく作業は、想像するより重労働で、思ってるほど簡単ではなかった様子です。
このことは、弊社が貼った42cm、52cm、53cm、92cmの4種類の壁紙の施工&仕上がり比較でも体感済。
下記の壁のうち、一番狭い42cmタイプを貼った時が一番施工時間が短かく
輸入壁紙(レンガ):幅53cm、国産壁紙(木目):幅92cm
輸入壁紙(レンガ):幅53cm、輸入壁紙(ナンバー):幅52cm、国産壁紙:幅92cm
輸入壁紙:幅53cm、国産壁紙:幅92cm
輸入壁紙(レンガ):幅53cm、輸入壁紙(風景フォトウォール):幅42cm
幅42cmの輸入壁紙を貼った壁は
という一番ややこしい場所だったにも関わらず、一番綺麗に仕上げることができました。
弊社では、お客様ご自身で購入された壁紙クロスの“施工のみ”のお手伝いもさせて頂いております。
施工を希望される方は、下記フォームよりお問い合わせ下さい。
「マンションの天井に大きな梁がある」という場合、ほとんどの方が入居当時と同じホワイトのクロス壁のままだと思いますが、梁がある部屋だからこそそこを上手く活用して作れるインテリアというのもあります。
弊社が賃貸で借りているマンションは、上の写真のように、4辺の壁のうち3辺に大きな梁が入っており、しかも、全部大きさが違います。
本来なら「こんな出っ張り要らない!!」と思ってしまうのですが、この部屋は天井高が2650mmあるので、梁による圧迫感が少なめ。
壁面は、真っ白な壁紙クロスではなくサンゲツのフェイクの木目壁紙を張る計画をしていたのですが、よく考えると、凸凹した壁面に同じ柄が並んでいるのも気持ち悪いような気も…。
そんな時、内装アイデアのひらめきを求めてふと立ち寄った輸入壁紙のショールームで目に飛び込んできたのがコレ!
フェイクレンガの壁紙です。
この壁紙を、梁部だけに張ってみたのが下の写真です。
実は、これ専門業者に頼まずに、自分達で張っています。(いわゆるDIY)
しかも、既存のクロス壁を剥がさずに…。
もし、今お住まいの部屋に梁があり、その部分を活用してみたい方は、これから紹介する張り方を是非参考にしてみて下さいね。
※この方法は、既存のクロス壁の上から、剥がせる糊で張る賃貸でもOKな施工法です。
「梁のある壁面は、奥行きの違う壁が2つある。」
この考えを生かすと、同じ面に2種類の壁紙を張ることが可能になります。
更に、梁は梁部分と下の壁の奥行きが異なるので、柄違いや色違いでも違和感を感じにくいのが最大のメリットです。
梁のある壁に壁紙クロスを張る方法には3つのアイデアがあります。
これは、弊社が実践している例。
高さ30~60cmの梁の高さと奥行き方向に壁紙クロスを張るやり方です。
「大きな壁に張ると圧迫感が出てしまいそう」という柄を選んでもOK。
床から天井まで張る訳ではないので、普段選ばないような遊び心のある柄に挑戦してみるのも良いかもしれません。
(写真は下部の壁面にもパターン柄の壁紙を張っていますが、ホワイト系でも問題無しです。)
これは、梁部をホワイトのクロス壁のままにしておいて、下の壁に色付きや柄付きの壁紙クロスを張る方法。
梁と下部の壁の色や柄を違うものにすることで、奥行感を出したり、幅を出したりと視覚効果による部屋の広さにも影響を与えることができます。
ちなみに、明度が低い色、大柄は近くに見えるので、狭い部屋では、白っぽい色や小さな柄を選ぶようにしましょう。
ボーダー柄の壁紙クロスを選ぶ場合も、細いラインにした方が開放感が出ます。
これは、1-1.梁に壁紙クロスを張ると1-2.梁以外に壁紙クロスを張るの合わせ技です。
梁に張る壁紙クロスは共通で、梁以外の面ごとに壁紙クロスの種類を変えるので、難しそうと感じるかも知れませんが、“似た色にする”“テイストを同じにする”など、共通点のある壁紙クロス同士を組み合わせるようにすると、失敗が少ないです。
壁紙クロスは、ネット通販や輸入壁紙の実店舗で入手できます。
が、パソコンやスマホで見るのと、実物を見るのとでは雰囲気や質感が全く異なるので、出来るだけ見に行くようにしましょう。
弊社の場合、全部の壁にサンゲツのフェイク木目壁紙を張る計画をしていましたが、内装アイデアのひらめきを求めて大阪の輸入壁紙のショールームへ足を運び、ショールーム内に実際に張ってあった壁紙クロスに一目惚れして即決しました。
輸入壁紙と言えばココというくらいの有名店。
ネット通販もしていますが、図面を持って行くと、必要枚数の拾い出しもしてもらえます。
WALPA店舗一覧
壁紙クロスの販売はもちろん
店内のあらゆる場所にWALPAの壁紙クロスが張られているので、とってもイメージしやすい!!
上記のような壁紙クロスを張る前の部屋の写真を持ち歩きながら店内を見ると、更にイメージが膨らみ、柄同士の組み合わせも想像しやすくなります。
壁紙クロスは、面積ではなくm(メートル)で購入します。
WALPAのような実店舗の場合は、壁の寸法が入った図面を持参すれば必要な壁紙クロスのm数を拾い出してもらえますが、自力で通販で購入する場合は、必要m数を計算します。
①紙に壁紙クロスを張る壁の絵を面ごとに描き、各面の寸法を記入します
②壁紙クロスの幅を調べます(国内メーカー:92cm前後 輸入壁紙:53cm前後であることがほとんど)
③壁紙クロスのリピートを調べます
これらを使って実際の梁で計算してみましょう。
梁の寸法を測った結果、梁Aは750×3000mm、梁Bは750×3600mm、梁Cは550×3000mmでした。
WALPAで選んだKOZIEL / Briques (レンガ) 8888-10は、幅53cm、リピート62cm。
壁紙クロスの幅だけを考えると、
梁Aは、300cm(壁の長さ)÷53cm(クロス幅)=5.66…で横に6枚
75cm(梁の高さ+奥行)×6枚で450cmとなります。
が、ここで必要になってくるのがリピートです。
パターン柄のクロス壁を隣同士に並べた時ピタリと合う位置のことをリピートと言います。
例えば、梁Aにレンガ柄の壁紙を張る場合、リピートを考えないで張ってしまうと、下の図のようにレンガの目地がガタガタになってしまいます。
リピートを考慮して張ると、目地がスッキリと通り、違和感のないに仕上がるという訳です。
なので、梁Aをリピートを踏まえてもう一度計算し直すと
300cm(壁の長さ)÷53cm(クロス幅)=5.66…で横に6枚
梁の高さ+奥行は75cmなので2リピート(この壁紙のリピートは62cm)
62cm×2×6枚で744cmとなります。
高さと奥行きを合わせた75cmのところにに124cm(2リピート)分を使うので、余りが49cmも出て、勿体ない気もしますが、見た目の綺麗さを考えた方が自然に仕上がります。
同じようにして、梁B、梁Cも測った結果、梁Bは2リピート×横に7枚(868cm)、梁Cは1リピート×横に6枚(372cm)となり、梁全体で1984cm(19.84m)必要ということがわかりました。(10mを2本購入)
賃貸なので、既存のクロスの上から張れる“張って剥がせる糊”を使い、隣に張る壁紙クロスのレンガの目地を合わせながら張ります。
クロス壁紙を張るのに必要なローラーや刷毛類は、初心者キットとして、壁紙と一緒に売られていることもあるので、初めて張る場合は、これらを利用するのが手っ取り早いです。
点検口や壁紙クロスの幅をカットする部分は後回しにして、次の梁を張って行きます。
エアコンの周りは綺麗に切り抜き
ややこしそうな梁同士が重なる入隅部分は後回しにして
3面目の梁にも張って行きます。
最後に、点検口や入隅など、残していた部分を埋めて完成です。
いかがでしたか?
梁に壁紙クロスを張ると室内に飛び出た嫌な壁もおしゃれなインテリアの一部になることが伝わりましたでしょうか?
「レンガは積み上げて施工するものなので梁がレンガでできてるなんてあり得ない。」
これは、レンガ調の壁紙を張った後に気づいたこと。
ですが、この部屋を最初に見た時に感じた「凸凹した梁がダサイ」という印象は消えたのではないかと思っています。
壁紙クロスの張り替えや輸入壁紙を張ってみたい方は、ご希望内容を添えて、下記フォームよりお問い合わせ下さい。
「広い空間を2つに分けたい。」
「通路と部屋の間にドアが欲しい。」
何年も住んでいると生活形態や家族構成が変わり、無かった場所にドアが欲しくなってくることがあります。
子供が小さいうちは広い部屋にしておいて、成長と共に1つの部屋を兄弟姉妹の部屋に分けれるように最初から設計してあるお家なんてのも存在しますが、大抵の場合は、暮らしていくうちに欲しくなるもの。
また、賃貸や貸店舗で「なぜ、ここにドアがない!!」と叫びたくなるような間取りをしている物件に出会うこともあります。
その良い例が下記のワンルーム賃貸マンションの例。
写真の手前がいわゆる部屋部分なのですが「キッチンの手前にドアがあった方が良い」と思いませんか?
…という訳で「賃貸の玄関丸見えの状態にドアを付ける」を実行したのがこちら。
ワンルームの玄関に仕切り+ドアを設け、玄関と部屋を分けた状態
完成後を見ると「とても大掛かりな工事なのでは?」と思うかもしれませんが、実はこのドアは既存の壁に一切ビス穴を開けることなく設置しています。
また、この方法の基本は、壁を立てることにありますので、ドアを観音タイプに変えることも可能。
どんな手段で何もなかったところに仕切り壁&ドアを新設したか、手順を紹介していきましょう。
上の写真のように、ドアや開閉壁を使って1つの部屋を2つに分ける場合、開口部の両サイドに壁が必要になります。
一般的な壁の作り方は、既存の壁や天井に柱を固定して、等間隔に桟木を渡し、コンパネやボードで壁を作るという手法です。
部屋を分けるのは一大事と思ってしまうのは、この柱を固定する際に、壁にビス穴が空いたり、クロスを剥がすという工程が生まれるからです。
が、紹介する事例の場合は、新たに作る壁用の柱を“LABRICO 2×4 ADJASUTER”(ラブリコ アジャスター)という部材を使って天井と床にビス穴を開けることなく固定しています。
実際にどんな風に柱を固定しているか見てみましょう。
“LABRICO 2×4 ADJASUTER”(ラブリコ アジャスター)は、女性でも好きな場所に簡単に柱を立てることができるようにと開発されたもの。
ホームセンターに売ってる2×4材がすっぽりと入るように設計されているので、ディスプレイ用の壁や囲い(?)をDIYできる優れものです。
下部がカップ、上部がアジャスターになっているので、ネジをくるくる回して天井と床に固定します。
2本目の柱は、ドア枠の外寸を測って1本目と同じように床と天井で固定します。
立てた柱にドア枠を固定し
完成です。
ドアをつけた状態。
大掛かりなリフォームというより、DIY感覚で部屋を仕切るイメージです。
事例はドアですが、この部材は、柱の間隔を自由に設定できるので、観音開き扉など、開口が大きな間仕切りを作ることも可能です。
この工程はプロの腕前がある方か大工さんでないと無理かもしれませんが
残りの壁際に、3本目の柱をLABRICOアジャスターで固定し
ボードを新設した柱にビスで固定して壁を作ります。
新設した壁の内側に木桟を予め入れておくと、外からビスがもめるので、賃貸でビス穴厳禁の場合でも、ビスを打ち放題!!
今話題のスティック型掃除機を掛けられるように桟木を入れておきました。
今回、ドアをつけた部屋は、賃貸オフィスです。
賃貸物件は、壁を傷つけるのがご法度だったり、返却時には復旧して返すことが多いのでオフィス用のパーテーションを使って室内に仕切りを作ることがほとんど。
でも、オフィス用のパーテーションは“THE業務用”という印象で、おしゃれなオフィスとは程遠い。
こういった仕切りの常識を変えるのが、今回の工法です。
好きな場所に間仕切りが作れると部屋の使い方が変わります。
また、賃貸ワンルームの場合では、「部屋であれば良い」という要素が大きいせいか、生活のしやすさに配慮した設計になっていない場合があります。
仕切りや扉、ドアを設けることは
というメリットもあります。
ここまで紹介した部屋内側からの写真だとわかりにくいですが、賃貸そのままの状態だと玄関ドアを開けた途端、室内が丸見え状態でした。
玄関ドアを開けて目に飛び込んでくる風景
ドアを作ることでプライバシーが守れ、部屋内に居る時のソワソワ感もなくなった気がします。
BEFORE:ドアが無い状態
AFTER:ドアを取り付けた状態
AFTER:残りの壁を作ってクロス壁紙を張った状態(ソファに当たってドアが開かなかったので吊元を逆にしました)
AFTER:更にソファとトランクテーブルを置いて壁面をディスプレイして完成
この部屋は、玄関ドアを開けた途端、部屋が1個あるだけの間取りです。
その為、廊下の話し声や物を引きずる音、隣の部屋の玄関先での話し声が気になることがありました。
部屋と玄関の間に1個ドアが増えただけで、これらの音が小さくなり「部屋のすぐ近くに知らない人がいる」という不安感が減少しました。
ミニキッチンの通路を挟んだ反対側はトイレ。
玄関ドアはすぐ近く。
この状態での冷暖房の使用は、必要のない玄関周りの空気まで冷やす(または暖める)ことになり、非常に効率が悪かったのですが、生活する場所をしっかりと密閉する壁とドアを設けることで、暖かい風や冷たい風が必要のない場所にまで届いてしまうのを防ぐことが出来ました。
また、賃貸オフィスの間仕切り以外にも
などの応用も可能です。
壁付けキッチンのある「賃貸ワンルームに壁とドアを取り付けたい」とのご依頼を頂戴しました。
弊社事務所で使用したラブリコアジャスターを使って仕切り壁とドアを新設します(上記、仕切りパターンの②)
2×4材を等間隔で床と天井に固定します。
ドア枠の高さを墨付けし
ドア開口部のある下地(柱)が完成。壁は、羽目板ピノアース(無垢)仕上げにするため、下地(横桟)を取り付けます。
柱の内側と外側に無垢の羽目板を取り付けます。
羽目板と同じ素材&色の無垢ドアを取り付け完成です。(玄関側からの写真)
(キッチン側からの写真)
玄関から玄関ホール、リビングへと続く「賃貸マンションにドアを取り付けたい」とのご依頼を頂戴しました。
また「猫ちゃんが飛びついて、“ドアを勝手に開けてしまう対策”もお願いします。」とのご要望。
開口部に、ドアの枠幅に合わせて柱をラブリコアジャスターを使って2本固定。(上記、仕切りパターンの④)
(向かって左側が2本になっているのは、ドアと壁の隙間を埋める材料を後から貼る為です。)
新設ドア用の枠を柱に固定した状態。
ドアを取り付け、取っ手の穴加工を施します。
ドアは、パナソニック ベリティス WA型です。
ベリティス WA型の取っ手は、ハンドルタイプが標準なのですが、ハンドルタイプだと猫ちゃんが開けてしまうので、握り玉タイプの取っ手に変更しています。
ドアと壁の隙間をホワイトの化粧材で埋めて、完成です。
このページで紹介した事例は、セミプロの腕前のDIYが得意な方は、自分でできてしまうかもしれません。
が、柱が床に対して垂直に立ってないと、ドアの開閉がスムーズにできませんので、今回の方法が気になった方はお気軽にご相談下さい。
という方は、ご相談内容を添えて、下記フォームよりお問い合わせ下さい。
※頂戴した内容は、一週間以内にGmailにて返信しております。
※携帯キャリア(docomo、au、softbank)のメールアドレスを入力された場合、設定により返信メールが迷惑メールフォルダに振り分けられることがございますのでご注意下さい。
最近、流行を見せている梁見せ天井。
言葉の通り、天井を見上げると、梁が見えている状態のことです。
オシャレなカフェをはじめ、戸建リフォームや新築住宅でも採用されていることが多いので「見たことがある」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
梁は木造建築で大変重要な役割をはたしている木です。
上の2枚の写真は、築100年の木造住宅の梁のBEFORE/AFTER。
2つの梁は全く同じに見えますが、1枚目が100年家を支えてきた梁で2枚目がリノベーションをするにあたり、新たに取り替えた梁です。
この梁は構造上の梁。
ですが、梁見せ天井の場合は、構造そのものに使われている梁を見せる場合(今回紹介するパターン)と単なる装飾の梁の2種類があります。
これらを踏まえ、梁見せ天井のデザインやリノベーションの様子を紹介していきましょう。
冒頭にも書いたように梁見せ天井は、水平や斜めに走る梁を丸見えにした天井です。
梁は、建物の構造を支える重要な物で通常は、天井の裏に隠れているものです。
その為、最初から見せることを考えずに建てられている家の梁は、曲がっていたり節くれだっていたりいます。
凸凹した梁を見せたままにした寝室。
節くれだって、穴が空いたままの梁を見せたキッチンの天井。
今ある天井裏にある構造梁をそのまま見せる場合は、上の例のように「真っすぐ綺麗な」というより「味わい深さ」を重視した梁見せ天井になります。
梁見せ天井には、もう1つのやり方があり、それは、構造とは関係なく梁を水平に天井に渡す方法です。
等間隔に梁を渡した開放的なLDK。
斜め天井に黒の梁を等間隔で渡し、梁下にライティングレール(ダクトレール)をつけた格好良いリビング。
構造とは関係ない見せ梁は、開放感やおしゃれさをアップする場合に用いるケースが多いです。
弊社が携わった築100年の和風建築のリノベーション。
天井を取っ払い、梁見せ天井仕様にして開放的な部屋を作っていく予定でしたが、解体の際、梁が腐っていることが判明しました。
「そのままでは意匠的に使えない」のはもちろんのこと、腐ったまま使用すれば建物全体の構造にも影響が出てしまいます。
そこで、腐った梁を取り除き、全く同じデザインの梁を新設し、以前よりも補強をアップすることになりました。
左から右に走っている歪曲した木が梁(旧)です。
昔は、このような歪な形をした木材がたくさんありましたが、現在は見つけるのに一苦労。
梁(旧)を撤去します。
奥行き方向に走ってる梁の隙間が空いている部分(写真右側)が梁(旧)が納まっていた場所です。
曲がった丸太がなかなか見つからず、3か月かかって見つけた梁(新)。
梁(旧)は1本の木でしたが、梁(新)は2分割。
手前と奥の斜めにカットしてある部分は、屋根と壁面に刺さる場所。
ピタリと納まるように梁(旧)の寸法を元にあらかじめ刻んであります。
左の梁のカット面につけてある物体は、天井裏で回転させて、2本の梁をピタリと合せる為の部材です。
成人男性4人がかりで2階へ運び
屋根、壁、柱の3つの面にピタリと納め
梁(旧)があった場所へ。
反対側の梁も屋根、壁、柱の間にすっぽりと納まっています。
2本の梁を合わせた姿。
真ん中に薄く見える線が、それぞれの梁の継ぎ目です。
最後に柿渋を塗って、完成です。
ちなみに、梁見せ天井の仕上げ材は、漆喰です。
また、この住宅は1階のキッチンが吹き抜けになっていて、キッチンから見える寝室の天井も梁見せ天井になっています。
この梁は、既存の梁の状態が良かったのでそのまま利用しています。
丸太梁を入れ替えた部屋から寝室を撮った写真
という方はご希望内容を添えて、下記フォームよりお問い合わせ下さい。
ガルバリウム鋼板やガルバリウム波板という単語、耳にしたことがありませんか?
ガルバリウムは、錆びにくい、耐久性が高いという理由で、家の外壁や屋根材として使われる材料です。
気にしてみたことが無いという方でも、縦に筋が入ったシルバー色の金属の板が玄関周りやベランダに張られているお家を見たことがあるハズ。
私の記憶では、15年ほど前にガルバリウムを外壁のポイントにした四角い家を見かけるようになった気がしています。
このガルバリウム、実は外壁だけでなく室内装飾としても使えます。
上の写真の黄色のロールスクリーンの後ろにあるシルバーゴールドのような色をした金属板がガルバリウム波板(角波)です。
このごくごく普通の真っ白な室内にガルバリウム波板を腰壁のように張り、男前に仕上げる技を紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ガルバリウムは、冒頭に記述した通り、金属の板です。
正確には、アルミニウムと亜鉛合金めっき鋼板で、アメリカのBethlehem Steel(ベスレヘム スチール)という製鋼会社が開発した素材です。
ガルバリウム波板は、このガルバリウムに等間隔で波が入ったものですが、実際に触ってみると、写真で見るよりもしっかりとした印象で、ずっしりと重いです。
上記の写真の4枚を重ねて片手で持ってみたのですが、非力過ぎて移動させるのに一苦労しました…。
ガルバリウム波板は、ネット通販かホームセンターに売っていますが、通販の場合は10枚入り等、必要以上の枚数が届いてしまうことも。
元々面積が広い屋根や外壁に使用する材料なので、大量販売なのだと推測しますが、壁などに使う場合は、そんなに必要ありませんよね。
そんな場合は、1枚単位で買えるホームセンターの方が断然おすすめです。
ホームセンターなら、屋根材が売ってるあたりに置いてあるので店内に足を踏み入れる前に外を見渡してみて下さい。
写真のガルバニウム鋼板は6尺サイズを2枚ナフコで購入し、半分に切断して4枚にしています。
さて、このガルバリウム波板、何枚必要かを知る為には、張る場所を採寸する必要があります。
張る予定の壁の幅は3100mmでした。
ガルバリウム波板のサイズ展開は長さ6尺(1800mm前後)、7尺(2100mm前後)、8尺(2400㎜前後)、9尺(3000mm前後)と尺単位。
更に幅はメーカーによってマチマチですが、だいたい600~760mm前後です。
今回は腰壁風に張ることを想定しているので長さ6尺を半分に切断して、横に5枚並べることにしました。
なので、購入したガルバリウム波板は3枚です。
ガルバリウム波板の張り方は、至って簡単です。
裏面に両面テープ(キッチンパネルを張る時に使う粘着力がある強力なタイプがベスト)をつけて、壁に押し付けるだけ。
今回は、クロス壁紙も新たに張るのですが、ガルバリウム波板を張る部分はわざと壁紙を張っていません。(材料費をコストダウンさせる為)
張る時に表裏を逆にしてしまいましたが、重ねながら張り壁から壁にピタッと収めます
FL+100の段差がある部分は仕方ないのでカットしましたが、床面が平らなら、凸凹に合うように重ねながら横に並べていけば、カットは不要。
※ガルバリウム波板をカットする時は、ブリキ鋏を使います。
最後に、ガルバリウム波板がピカピカ過ぎて、壁紙やドアと合っていないように思ったので、ドアで使用したアニースローンのチョークペイントのカントリーグレー&ダークワックスを適当に塗って汚しを追加。
最後にガルバリウム波板の厚みを隠す見切り材を取り付けて完成です。
(この見切り材は、フロアの側面をカットして再利用したもの)
いかがでしたか?
ガルバリウム波板を張った部屋は、ヴィンテージなインテリアにもぴったり♪
この腰壁の前には、ソファを置く予定です。
ソファの後ろがクロス壁の場合、こすれて汚れてしまったり、傷ついてしまうことがありますが、固い素材のガルバ腰板(勝手に命名)なら壁に跡が残ることも少ないのでは?と思っています。
海外のお家のようなカラフルな室内ドアに憧れたことはありませんか?
赤やグリーンやイエローなど、住まいのアイコン的なドアを取り付けたいと思っても、日本の建材メーカーが取り扱う室内ドアは、いつも木の色(茶色)をしたものばかり…。
そんな中、昨年秋の展示会で建材メーカーのWOODONE(ウッドワン)のピノアース オーダーペイントドアを見た時「これだ!!」と心が躍り「いよいよ日本にもカラフル室内ドア時代の到来か!?」と新感覚の商品にワクワク。
早速「事務所のドアにコーポレートカラーであるブルーのドアを取り付けよう!!」となったのですが、オーダー品の為、納期が間に合わない。
そこで、クリア色(木の色)のドアを取り寄せ、自分達で塗り替えることにしました。
WOODONE(ウッドワン)ピノアース/S-VF/自然塗料クリア色幅780cmタイプ
ドア枠に塗装前のドアを取り付け
青の塗料でペイント
建築に関わる会社でありながら、塗装の専門業者さんに頼んでいないのがポイント。
何故なら、この塗装方法は
という人でも簡単に色を変えることができるからです。
今回の塗装にかかった時間は何と1時間。
ペンキ独特の鼻にツンと来る嫌な臭いやペンキで汚れるのが嫌だという方でも、窓を閉めたまま楽に塗り替えが可能な方法なので是非参考にしてみて下さい。
塗装手順を紹介する前に、知っておいて欲しいのは、このペイントに使っている塗装が、専門業者が扱うプロ用の塗料でもホームセンターに売ってるDIY用のペイント材でもなく、家具や内装を好きな色でペイントする習慣がある海外で、手軽に色を塗り替えられるようにと開発されたペイント専用塗料であることです。
この塗料は、ヴィヴィッド系やパステル系など海外ならではの色彩感覚の36色のカラーバリエーションがあります。(2017年2月現在)
また、成分が天然顔料なので、手についてもすぐに洗い流せ、塗料が付着してしまった箇所も水拭きで落とせる優れもの。
その為、扱いがとっても簡単で
「自分で家具を塗るなんて考えたこともなかった。」
「塗ってみたかったけど、自分でできるとは思わなかった。」
こんな方でも、塗料とブラシさえ用意すれば好きな色に塗り替えることが可能なのです。
塗料&ワックスは全てイギリスのアニースローン社(Annie Sloan™)のもの。
海外製ですが、日本国内にも販売代理店があるので通販や実店舗で購入可能です。
※ブラシ類もこの塗料専用に開発されているので、今回は使用
※弊社は兵庫県加古川市のCherrybeansさんで色見本を見せてもらいながら色を決めました
サンドペーパーは塗料が乗りやすいようにドアの表面を削るために、フロスは最後の仕上げのブラックワックスを塗るようにと、それぞれホームセンターで購入しました。
まずは、塗装面を軽くサンドペーパーで削ります。
ガラスの下にある框の内側の木目に薄く横筋が入ってるのがペーパーをかけた跡
サラッと書きましたがあくまで軽くです。
ペーパーを使って表面を削るのは、チョークペイントが染み込みやすくする為で、元のクリア塗装が無くなるまで満遍なく削ったり、種類の違うサンドペーパーを使って何回もこすったりという工程は不要。
元の色が濃く、薄い色に塗り替える場合でも元の塗装を削る工程を経ずにたった1回で新しい色に塗り替えることができます。
海外の住宅に使われていたステンドグラス入りの窓枠3つをアニースローン社チョークペイント カントリーグレーを使って塗り替えました。
「家から外して、そのまま持って来た」と言わんばかりのペンキの跡が残っていた窓枠に、サンドペーパーをかけず&ペンキを剥がさずに上からそのまま塗料を塗布。
一番左のダークブラウンの枠も「元々こんな暗い色だったっけ?」と思うくらい自然な仕上がりです。(1回塗りです)
アニースローン社チョークペイントのカラーサンプルの中から選んだジヴェルニーを
少量ずつトレイに移し
ブラシに塗布して一気に塗ります。
1回塗りで、この濃さなので「好みの色になるまで何度も塗る」という作業は不要です。
ガラス部分を保護して(最初にするのを忘れていた)、側面も塗って行きます。
ちなみに、保護に使用しているテープは養生テープではなく、黒の布テープです。
ペイントが取っ手についてしまうのが嫌な場合は、取っ手も保護して下さい。
事例の場合は「黒の取っ手に青のペンキがついたみたいになってるのが良いのでは?」ということで保護せずに塗布。
結構な量がついてしまってましたが、水拭きできるので、気になる箇所だけ後で落とすという方法を取りました。
上の写真は、1回目のペイントが終わった直後のもの。
光が反射している部分が、まだ乾ききっていない場所ですが90%くらい表面が乾いているのがわかります。
「こんなにすぐに乾く塗料なら塗りにくいのでは?」と思うかもしれませんが、塗料自体は滑らかで滑りが良く、塗装のプロでなくても自然な仕上がりにすることが可能です。
ちなみにこのペイントは、元々、シャビー感(SHABBY:みすぼらしいの意)を一度塗りで実現できるように開発されているので、ヴィンテージな雰囲気を出すのにぴったりです。
続いて、色を定着させる為、クリアワックスを専用ブラシに塗布してペイントの上から塗り込みます。
ワックス塗布後。
最後に、ブラックワックスで黒の汚れを加えていきます。(汚しが不要の場合はこの工程は省く)
黒っぽくなっているところがブラックワックスを塗布したところ。
ワックス自体は真っ黒で、車のワックスみたいな使用感です。
少量ずつフロスに塗布して黒くしたい部分に塗り、広げて行きながら濃さを調整します。
(濃くなり過ぎた部分には、前項のクリアワックスを塗り込んで消すことも可能※ペイント→クリアワックスの工程を踏んだ場合のみ)
框の内側に塗布していきます。
どんどん黒い部分を増やします。
最後は、隣の壁紙の雰囲気に合うように調整。
以上で完成です。
ペイントすることで、既成のドアにあった艶や木目は消えてしまうのですが「木目のドアは見飽きた」「ドアを自分の好きな色にしたい!」という場合におすすめの方法です。
長年建築業界にいますが、塗装と言えばペンキ屋さんの仕事という概念があったのは事実。
「一般の人でも簡単に!!」という発想の元作られた塗料は、塗るより描くに近く、元の色が多少残っても違和感の無い仕上がりになるのがGOOD。
職人さんの領域になるべく手出ししないのが建築屋の務めという信条でしたが、あまりの塗り心地の良さに自宅のIKEA家具まで青に塗ってしまいました。
という方は、ご相談内容を添えて、下記フォームよりお問い合わせ下さい。
街中にあるカフェや店舗のおしゃれな床材。
マンションのモデルルームや新築内覧会で見るのとは、ちょっぴり違う様子の床に「ウチにも、こんなの張れるのかな?」と思ったことはありませんか?
長年、一般住宅の新築やリフォームに携わっていると、建材メーカーが取り扱っている変わり映えのしないフローリングにちょっぴり飽きてきました。
そこで、事務所にアンティーク加工を施した節ありの広幅フローリングを施工することに。
ヴィンテージ感のあるインテリアショップのような内装をするつもりだったので、溝や節が目立たない変わり映えのしない国内メーカーの床材よりもこちらの方が合うだろうという意味も含めて。
写真は、カナダ産の無垢アルダー材(ALDER)を使った床材です。
アルダー材は、机やキャビネット、テーブルなどの家具に使われることが多い木材なので、あまり馴染みがないかもしれませんが、この色と風合いが素敵!!
…の前に、ここまで読んでる皆様は「日本メーカーが出している床材と海外の床材に何か違いがあるの?」と思ってる方も多いかもしれませんね。
日本国内の建材メーカーの床材によくあるパターンや海外の床材の特徴などを解説していきますので、是非参考にしてみて下さい。
日本メーカーの床材は、1枚の幅が303mm長さが1818mmの板に3列もしくは4列の板が規則正しく並んでいるものが多いです。
これらを張った部屋は、床の柄が目立ちにくいのが特徴です。
ダイケン(大建工業株式会社)の床材
パナソニックの一般住宅用床材
リクシルの一般住宅用床材
ウッドワンのフローリング
株式会社ノダのフローリング
すっきり広々と見せる場合は、このタイプでも良いですが、味わいやアンティークというより“新品”“真っ新”と言った印象ですね。
日本の床材の“新品”な印象に対し、海外の床材は「木」そのものの味わいを生かした温もりのあるデザインが多いです。
上の写真は、日本国内メーカーのフローリングを張った床の上に海外フローリングのサンプルを置いたものです。
色は別にして、日本国内メーカーのフローリングの表面がツルンとしているのに比べて、海外のフローリングは凸凹していて節や割れも見え、同じ木製なのに質感が全く違うのがわかります。
「日本で海外フローリングを入手するには、海外から輸入?」ではなく、国内には海外フローリングを扱ってる問屋さんやメーカーがたくさんあります。
北欧インテリアに合いそうなスウェーデンパインやワイルドヒッコリーを扱うサンワカンパニーなら、珍しいフローリングの取り扱いがあり、ネット購入も可能です。
中には、実際に海外で使われていたフローリングを古材として再利用して販売しているところもあり、これらはネット検索で簡単に見つけることができます。
弊社は元々、古材フローリングを敷くつもりでインターネットで色々探し、そこから行き着いたのが、事務所に使用している無垢アルダー材(ALDER)のフローリングを購入した京都市の株式会社丸嘉(まるよし)です。
古材フローリングの実物が見れるということでショールームに足を運んだのですが、海外フローリングのサンプルがたくさん置いてあるショールームに案内され「これも良い!」ということで、当初の計画と違うものを購入した経緯があります。
ショールームの床にも海外フローリングが張ってあり、種類が違うフローリングのカットサンプルがたくさん展示してあります。
京都のお会社さんですが、無垢フローリングの直販もされていて、全国発送も可能です。
上記のようなカットサンプルを見るだけでもおしゃれさが伝わってきて、3人による多数決でカナダ産の“アンティークアルダーフローリング(シャンベリー)”に決定しました。
㎡単価15,854円と日本メーカーの床材に比べると高いのですが、この味わいは他にはない気がします。
約10㎡(6畳)の土足用事務所にアンティークアルダーフローリング(シャンベリー)を張り、素足で歩けるフローリング仕様に変更しました。
フローリングを張る前は、味気ない寂れた雰囲気のする事務所でしたが
(退去時に剥がせるように両面テープで施工しています。)
床いっぱいに張ると、温もり&ヴィンテージを感じる暖かい雰囲気に!
先ほどのカットサンプルでもわかるように表面がボコボコしているので、踏み心地も良く、アンティークショップで購入したソファやトランクテーブルとの相性も抜群です。
パナソニックのフリーほっとの仕上げ材にカナダ産オールドヒッコリーフローリング(クラッシックライン)を使用しました。
国内メーカーのサイズが揃っているフローリングとは異なり、長さ0.3m~1.8mの乱尺タイプ(幅178mm @19mm)なので、大工さんがフローリングを張る手間は倍以上です。
が、1つ1つハンドメイドで作られているフローリングなので、張った後の部屋はのべ~っとしたフローリングよりも質感たっぷりに仕上がりました。
このように同じフローリングでも、日本のメーカー製と海外製では、何となく味わいが違うのが伝わりましたでしょうか。
ただし、日本メーカーのフローリングは工場量産タイプなのに対し、今回紹介した海外フローリングはお手製。(側面のエイジング加工も1つ1つ手塗だそう)
その分、海外フローリングを使うとコストが高くなってしまうのが難点ですが
には、ぴったりだと思います。